イケてるヤツが作る服はイケてる。
それを体感した。
この経験はエビデンス。
1年半前のパリ買付。
今は無くなった空港からOperaまで一直線のロワシーバス。
約15時間のフライトで爆睡をかました我々はそれに乗り込み、
どういうプランでパリを戦うかセッションする。
うちのボスが別プロジェクトで関わりのあったセールスの人も一緒だった。
今では仲良しと勝手に思っているだいぶお世話になっている八原さん。
イケてるブランドを八原さんがセールスしているよとボスが言う。
確かデビューシーズンだった。
25awの買い付けのタイミングは、
まだお店も始動したてということで、
ガチガチストイックなコンセプト遵守だった為、
教えてもらったブランドが合うかわからないが、
IGから見受けられるセンスがよかったので、
一旦アポイントをとってショールームへお邪魔した。
ベルリンベースのストリートウェアブランド"DAGGER"
DSMLのスタッフとして働いていたLukeが、
コロナの不景気により職を失い、
送られてきた解雇通知書の最後に記載されていた、
「あなたの今後のキャリアと個人的な幸福を心より祈っています」
という、皮肉で冷淡な言葉が反骨心を芽生えさせ、
その時、口座にあった、たった300€でブランドを始動する。
Lukeは北アイルランド出身で、
貧しい幼少期を過ごし、ずっとスケートボードで遊んでおり、
そのバックボーンから、
少ない資金で作った故、比例してアイテム数も少ないが、
上手く構成されていて、
表現したいことの輪郭は露わになっていた。
T-shirt,Hoodie,Denimといったわかりやすい感じだが、
それを上手くパッケージさせたのが彼の相方だったStylistのMarvinだ。
初見の彼と対面した際、
DAGGERの着方が死ぬほど洒落ていた。
メゾンブランド、ギャルソン、Supreme、STUSSYなどに
DAGGERを上手くMIXしていて、
超イケてるラグジュアリーストリートスタイルの100点を
見せつけられた。
彼らがスケールしたらもっとイケてる度が増すんじゃないか、
そして、それを受け入れられる余裕を自分たちが持ったら、
真剣にお取り組みしたいと考えていた。
2シーズン目の時
相変わらず洒落てイケてるLuke(奥)とMarvin(手前)。
3シーズン目の26awのパリ。
毎度イケてる彼らと会うとパワーをもらえるから会いたくなるプラス、
どう成長をかましてくるのかを見るのが楽しみで、
ショールームへ足を運ぶ。
アイテム数も明らかに増え、表現の幅が一気に広がっていた。
ざっくりいうとAPEのSKUバランスから
Supremeの豊富なバリエーションまで進化した感じ。
分かりやすいアイテムに加え、玄人アイテムまで揃うフルバリエーション。
割と近い人は知っていると思うが、
自分は、昔からMarvinみたいに
Supreme,STUSSY,PALACE,を
よく私服に取り入れることが多い。
小学生の時に兄の影響でスケボーをしてた過去と、
そういったストリート(街)でイケてる服を着る思想が早期に芽生え、
それがこびりついたまま大人になったからだ。
取り入れるアイテムは、
THEという記号的なものではなく、
あ、これ意外とそのブランドなの?
と着てると突っ込まれる、
他の類のジャンルとシナジーし、作用する玄人アイテム。
このシーズンに並ぶアイテムは、
Lukeがいかに服が好きかというのを
フィッティングした時に体現させられた。
キャッチーな物を作るのが得意なのは知っているが、
こっちの玄人のレベルを作るセンスも高い。
服を沢山着てきたヤツにしか分からないそれを、
彼は細かく設計していた。
seer.studioとしては、
シーズン毎にブランド/アイテム選択をし、
パズルのようにはめ込み編集していくので、
一旦全てのブランドを見てからオーダーをする。
DAGGERの今のムード的に、お店にハマりそうな予感がした。
Hide、SupとかPALACE普段から着てる感じがカッケェから合いそうだと
八原さんにも言われていた。
セレクトした内容は言わずもがな玄人アイテム。
セレクションしたラックを見た八原さんが、
「Hey!! Luke! Luke!」
とLukeを呼びつける。
LikeはOmg、Amazingみたいな言動をしていたのだけ覚えている。
シーズンテーマ何ですか?と訪ねた。
「PLAY HARD」
全力で遊ぶと返ってきて、
彼らはやっぱり根がイケてた。
FLANNEL SHIRT
4 Color/Cotton100%
¥48,000-
人生で着たネルシャツで、
一番欲求を満たしてくれる物にようやく出会えた。
おかげで全色オーダーしたが、
やはり玄人アイテムなので、
生産が少なくドロップしなかった4色が並ぶ。
Col.Brown/Navy
Col.Yellow/Grey
BDタイプでボタンを開けて着ると死ぬほど色気があった。
開口一番、胸元解放一番。
BDなのにネクタイを通すなんてタブーと言わんばかり。
襟部と前見頃のボタンが同じ大きさで故、
襟元がしっかりと立つ設計。
着た時に、マジこれなんぞやとくらった。
着丈やや短め、身幅広めのボックスType、コットン100。
Pendleton、Five Brother、BIC MACといった、
往年のキングオブネルシャツでは味わったことがない。
もはや否さが正義みたいなネルシャツの概念をぶち壊してきた。
Col.Blue/White
Col.Blue/Khaki
西洋人が再解釈すると品を纏った輪郭を見出してくれる。
この抜け感を演出するには相当な理解力とテクが必要。
現代的にアプデされていて、めちゃくちゃ調子が良い。
刃牙のナレーション風に言うと、
否、良すぎる。
JOHNNY JEANS MOSH
Wash Blk Denim/Cotton 100%
¥65,000-
全然話聞いてなくて、
デザインの雰囲気とシルエットと、
あとテキトーに履いてカッコよかったという理由でPicした、
見知らぬスキンズがMOSHしている光景が転写されたBlk Denim。
Blk Denimをめちゃくちゃウォッシュしていて、
一見何がプリントされているか分からないのもなんか良い。
世間一般のこういうスケーターブランドのアイテムは、
シルエットがバカ否いのだが、
DAGGERのパンツは履くとやたら綺麗。
そしてスタイルがある程度良くないと似合わないという、
STREETではあり得なかったNot ファットマンな側面も◎。
といいつつもめちゃくちゃ腰で”らしく履く”のもGoodではある。
Grey Jean
Grey Denim / Cotton 100%
¥50,000-
裾が少し長めで絶妙な色のデニム地コットンパンツ。
こちらもMOSHパンツ同様、
スタイリッシュな感じ。
この綺麗な感じではあるが、
どんどん裾踏んで下さいと言わんばかりに、
地味に延長された裾の長さがマジで気に入ってる。
スタイリッシュと抜けが共生しあっている感じ。
FAMOUS BELT
Leather 100%
¥42,900-
無垢なトラウザーズ/黒パンツに刺すべし。
今シーズンのパンツ全てに適応するベルトはコレ。
長さが割とあるので、日本人男性向けのSサイズのみ。
"WE WISH YOU ALL THE BEST"
LOGO BOXER PANTS
3 color 1Set
¥16,000-
スーベニア。
にしてはハイクオリティ。
レイヤードでもそのままでも。ギフトでも。
DAGGERは、
seer.studioのSupremeとかSTUSSYみたいな立ち位置である。
みんなが服装のどこかに入れたくなるゼツい要素であり、
ノリと勢いとバイブスで選ぶ、
テキトーでありイケてるそんな存在。
手元にある服(特にウチで買ってくれた高い服)に入れ込むと
抑揚出てハイエンドストリートな一面を促進してくれる。
全てに作用する超高効率パッケージ。
Release on 9/18(Fri.)-
By appointment only.
14:00-20:00
IG : seer_studio_official
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