pet-tree-kor × NAMESAKE




異様な重厚感。

ラグジュアリーとはまた別種の洗練された高質量。

情報開示もされていないクローズドな存在。

1st collectionを見た時から、

新進気鋭とは一線を画す雰囲気だった。

お店を始めるにあたり、

これがベースにあれば

他のモノの魅力を最大限に引き出せる

核となる存在と考えていた為、

MD構成においてはマスト。

将来的に、、、

というかすぐ手にしたい欲が強すぎて、

1.5年前、現ショップの構想や未来像を元に、

間に入ってもらって色々とやり取りをしていた。

24ssからでも開始したかったのだが、

実物を見たときにどう感じるかという

フィジカルな側面で芯を捉える事、

実際に作り手と会って話してみない事には

何も分からないなと思って、

次のパリで見るまではノームーブで行こうと冷静な判断。

ブランド的にも、日本で展開することは

24ssの段階では考えていないとの事。

そこから2週間後の事、前職を辞職する挨拶をしに

某ブランドの展示会へ行った。

アポが無かったにも関わらず、

わざわざ話を聞きにデザイナーが会場に来てくれた。

デザイナーとバルコニーで次どんな事やるのか話をしていた。

こういうブランド構想で、

このブランドはやりたいんだよねって言ったら、

今、ちょうどそのデザインチームの一人が

展示会見に来てくれてるので紹介しますよと言われ、

そんな偶然あります??と思いながら

軽く話して次回のパリで服見に行くからと告げバイバイ。

そして1月のパリ。

見たい欲が強すぎて初日にアポ。

LOOK BOOKも特にある訳でもない。

ラックにかかっているのは全て質量高めで見た目も重め。

とりあえずラック半分まで鬼の試着をしていくと、

段々、何が本質なのかを捉えることが出来た。

結果、作ったラックは割とカオス。

日本で会ったデザイナーの一人は居らず、

同チームの別の二人がそこには居て色々と話をした。

そのときは、まだ実態の無いお店が故に

取り扱えるか分からなかった。

後日ミーティングしてから連絡するよと言われ、

タイトスケジュールだったのでその場を後に。

そして数日後。

取り扱いOKとの連絡。

理由を聞いたところ、

ああいうカオスなバイイングしてくれたのは面白いからとの事。

同じ会場には他の国のバイヤーが沢山いて、

何を抜くのか横目で見ていたけど、

安定してかっこいいものばかり選んでいたから、

そりゃ内容的に浮くよな自分と。。。

日本で会ったデザイナーの一人から、

これから宜しくねと不意なDM。

ようやく情報解禁。





【pet-tree-kor】

雨上がりの土の香りという、
重み/深みがあるクールなブランドネーム。
デザインチームは、
自然と都市部の人間との共生関係を見つめ直し、
都市建築の緻密かつ合理的構造と、
自然の植物の独創的なシルエットを融合させたデザインで、
持続的な生命力のあるスタイルを生み出している。
デザイナーは、Ivan、Wanqing、Dongの3人。
Dongは日本で紹介された人。
パリの時にあったのは、Ivan,Wanqingで、
Ivanが作る美しいシェイプパターンと
絶妙な生地チョイスが斬新で、
それを諸に食らってしまったわけだ。
自分が選んだのが、
全て独特なテキスタイルの服だった為、
気になって、
どうしてこの生地をこの服にはめたのかと聞くと、
全て直感だよとの事だったので、
この異様な重厚感ムードは、彼のセンスによって
作り出されているのだと知った。
パリの時に時間がなくて、
ブランドストーリーなど深いことを聞けなかったが、
帰国後に連絡を取り合って、色々と話してくれた。
グッドエピソードだったので、
販売する際に話した方が面白いと思ったので、
また後ほどで。


話は続いてパリ3日目の事、
夕方くらいにNAMESAKEを見に行った。
NAMESAKEのチームの一人MICHAELは、
Necessity Senseの頃から知っていて、
10月台湾行った時も、
夜なのにわざわざ会いに来てくれる本当にいい人で
めっちゃオシャレ。
明日ランウェイあるからサンプル少ないけど
よかったら見て行ってよとMICHAEL。
スーツケースに翌日使用する服を詰め込んで運び出している中、
一瞬見えたコラボレーションアイテム。
思い返せばパリに来る前、
IGでpet-tree-kor×NAMESAKEのコラボが
発表と告知されていたが
どこにも並んでいなかった。
下の階に降りるとたまたまIvanに遭遇。
そういえばコラボレーション出るんでしょ??と尋ねると、
裏の部屋に案内された。
写真はNGだけど特別みていいよとの事。

ふつーにカッコ良すぎた。

pet-tree-korとNAMESAKEを両方取り扱うお店かつ
1カ国1アカウントという狭き門すぎる条件。
"めっちゃ欲しいいい"
とだけ言い放って翌日のランウェイへ。
NAMESAKEのインラインと混じるコラボ。
余裕で虜になった。
海外で初めてみるランウェイだったから
それもあってか脳に焼き付いている。
取り扱い条件が厳しいし、
夢のまた夢だよなコレと思って、
良い思い出だったなと諦めて帰国。

帰国してから1週間後、
pet-tree-korのオーダーは無事通ったとの連絡。
良かった良かったと一息。
その後、pet-tree-kor×NAMESAKEを
日本ならヒデさんのお店に置きたいと
デザイナーが言ってるのですがどうでしょうとの連絡。

ディオのザ・ワールドよりも時止まってた気がするあの時。

pet-tree-korも取り扱えて、
NAMESAKEコラボも取り扱えるという
ラッキーのスーパーコンボが発生。
もはや渋滞??
勿論YESという即答。




個人の感想では、
憧れと知り合いの衣服が融合したCollecition。
pet-tree-korとNAMESAKEらしさが
同調して生きている。
ブランド自身、
あまり広げたくないとのことで
pet-tree-kor
NAMESAKEコラボどちらも
マキシマム制限があった為、
数がそもそも少ないです。
コラボに関しては、
日本で独占させてもらったので尚更。

僕らのお店的に
服が好きな人と対話しながら
一緒に悩んで選べたら良いと思っているので、
またアポイントメント性で販売します。
商品自体まだ届いていないので、
届き次第タイミングみてリリースします。

・24aw pet-tree-kor
・pet-tree-kor × NAMESAKE

多分9月頭になりそうかな。きっと。
詳細はまたアナウンスします。


Coming soon...

Hideboy.