轟々しくも凛とした美しさ。
それに加えて、バックボーンも厳つい。
1月のパリは、「これを見てみたい」が強かった。
気になっていたらまさかの友達と同じショールーム会場。
デザイナーのおじさんは、めちゃくちゃフランク。
外国人の天才肌によくいがちな、商売っ気が1ミリも無い感じ。
"これは趣味で作ってるから"
ぐらいライトな立ち振る舞い。
それとは裏腹に、
目の前に置かれているプロダクトからは、
洗練された雰囲気が漂う。
デザイナーが説明してくれている際、手元を見ると、
分厚くボロボロの指が熟練度を物語っていた。
20年選手のバリキャリ職人らしい。
過去には、
RAF SIMONSが溺愛し、Dior期、自身のコレクションに落とし込んだ
L.Aの現代アーティスト"Sterling RUBY"の自身のレーベルである
S.R STUDIOのジュエリーをひっそり作っていたという。
あまり自身の事は語らず、
モノで提示してくる本物のアーティスト。
視界に入る光り輝く物体は、
繊細ながら剛が共存。
New brand
-Pearls Before Swine-
デザイナーの地元である、
ブリティッシュコロンビア州カムループスで、
採掘、製作が全てが行われている。
ステンレス、メッキ加工を一切せず、
純粋なシルバー925のみ使用。
環境,品質,持続がブランドの価値観の中枢にある。
デザインプロセスとインスピレーションをもとにコレクションを展開。
パンク、ハードコア、フォークロア、神話から広範の影響を受け、
コレクションに落とし込む。
まぁ、そんなことよりも、作品が純粋にかっこいい一択。
一線を画す。
アルファベットネックレス界の最上級グレードと思ってもらっていい。
既存認識のものを如何にラグジュアリーにするか。
伝統をどう良く見せるかというメゾン思考に近い。
自分の頭文字、好きな文字、もはや何でもいい。
極論バランス感が美しいだけのネックレスなのだから。
装着するだけで良いじゃん。
一味違う。
小ぶりでスクエアでセクシーなピアス。
付けなきゃ分からない。
Independentのような、
Independentにはない重厚感。
某十字架ネックレスブランドみたいな燻し銀。
轟々しく男心をくすぐる。
ストリートをラグジュアリーに昇華した感じが粋。
繊細、強さの共犯プロダクト。
斬新すぎず、許容のボーダーラインの瀬戸際。
非常に絶妙。
色気が凄い。
ブランドのアイデンティティや複雑な説明で感銘を受けるよりも、
対物した時の一瞬の衝動が魅力的。
正直なところあまりブランドの内容など聞いていない。
目の前のモノと向き合い、
その時にカッコイイか分からない絶妙なモノを選んだ。
未来ではこういうムードでありたいという希望であり、賭け。
半年経って、ジワジワと気分になってきた。
何も考えずノリと勢いで身につけましょう。
Himoが作ったというS.R STUDIOのジュエリー。
これ着て作業していると考えると、
めちゃくちゃストリートであり、リアルであり、
何よりアーティストとして魅力的だった。
Release 9th Augusut (Sat.)-
Appointment only. Please for DM
Instagram:seer_studio_official
-Pearls Before Swine-
(直訳:豚に真珠)
どうせお前らには理解できないだろう?
という皮肉と挑戦が入り混じり、
そのバカにしつつ反骨心ある感じも含めてイカしている。
seer.studio
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