pet-tree-kor A/W25

 




独特な鋭いカッティングに、

質量重めのテキスタイルを当て込み、

その独自の重厚感がスタイルを形成している。

まるで戦車のようなリーサルウェポン。

25awは一味変わる。

-静かなる強さ/二面性-

得意とする重厚感とはまた違う、

エッジの効いたパターンワークは健在し、

滑らか/繊細な生地が当て込まれる。

根幹を保ちながら、削ぐ。

フラットな見た目から、着用時に体感する立体感。

大剣が威力を保ったまま刀身が細い太刀へ変化したような佇まい。

モダンで鋭く繊細。

静寂の中に強さを秘めている。

というのも、本コレクションは、

アーティスト Sabine Mirlesseの作品Crystaline Thresholdsが

製作背景にあるからだ。

-Crystaline Tresholds-

Artist : Sabine Mirlesse

この作品は、7つの異なる金属フレームで構成され、

プレアデス星座の形に配置されている。

金属フレームの霜の形は、さまざまな地球の事象により変化し、

季節が変わると、雪、霜がなくなり、

覆われていた金属が現れ、有機物と無機物の共存を象徴している。

このインスタレーションの哲学を、

人(有機物)と服(無機物)に置き換え、

一つの服から派生する形状(余白)を引き出す為、

衣服の構造が設計されている。

seer.studioでは、より二面性を体現可能なものかつ、

リアルに作用するセレクション内容で編集。


pet-tree-kor 25AW

Greenのチェックにとてつもなく引かれた。

今までのpet-tree-korであれば,選ばなそうな感じ。

ラルフローレンみたいなコットン地の否さとは違い、

光沢と張りがあるチェックの選択がブランドらしく

見事にハマった。

微量のシャイニー感を放つグリーンチェックは、

実用的なアイテムに当て込まれる。

実用的なアイテムに独特な生地を当て込む行為は、

使いやすさとは距離を取り、

ファッションへと昇華されている為、

コアな層しか選ばない狭量へと変化。

袖/裾のギャザーがギュンとしているフード付きブルゾン。

ダブルジップ、程よい厚み。

なんて使いやすいんだろう。。。

でもグリーンチェックなのが捻くれてて良い。

今までのブランド雰囲気が好きな人は、

選ばなそうでそこもまた良い。

アウターの中から顔を出す緑チェックも粋。

冬は上からテキトーに羽織るだけ。


ヨーロッパの香りを吸ったせいか魅力的に感じたコート。

中国拠点なのにこの雰囲気を作れるのが、先ずすごい。

ロンドンで培った背景が投影されている。

ボディと合体したデカいマチ付きポケット。

中のコードでギュンギュンに絞れる仕様。

薄さがちょうど良い。

良い点をツラツラ書いてるのだけど、

正味雰囲気勝ちなところがあって、

説明いらなくて単純にかっこいいじゃんって思うはず。

スマートな佇まい。

主役的なポジションでありながら、

我々の中で飛び道具としてカウントしてます。

グレーのコットンコーデュロイのブルゾン。

安定にpet-tree-korソウルを感じる、

カッティングと凛とした表情。

首周りの開き方が花みたい。

曖昧なグレーカラーのせいか、

彫刻物を着ているみたいな感覚。

グッドなバランス

このメリノウールのパンツが最高に良すぎた。Col.Gray.

パンツは、これが圧倒的優勝すぎてこれしか仕入れていない。

ウエストを絞ると現れる2インタック。

裾を絞り靴にためて履くディテール。

形がビシッと決まったフレーム感あるpet-tree-korのパンツから、

履くと形が作られるパンツへと転換。

上質で柔らかくて余裕のある感じ。

セレブっぽい履物。

ビシッとしている見た目なのにソフト。

めちゃくちゃ絶妙。


上に着ているのは、

グリーンチェックのフード付きブルゾンのBlack。

ツヤサラなウール100%。

この組み合わせはラフで静かな強さがある。

Col.Black。

説明不可な雰囲気を味わうフィジカルなシーズン。

Omarのデザイナー菊田氏とpet-tree-korのデザイナーのDong。


めちゃくちゃ歩いて大人数で中華食べに行った。

色々知れることがあっていい機会だった。


製品が届いた。

仕上がり最高すぎ。

着用した時にだけ理解できる、玄人な物作りへと変化していた。


-静から動へ-


 Release on 9/9(Tue.)-

appointment only.please for DM

Instagram : seer_studio_official


Hideboy.

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