光と影が混在する街New York。
表＝観光、娯楽、文化。
裏＝治安、社会的不安。
中央に位置するマンハッタンは、
オフィスビル、高級ホテル、商業施設、
ブロードウェイ、観光名所などが集まり、
多種多様な人達が入り混じる。
生活するにはハードなコストがつきまとい、
絶対的な余裕が必要。
膨大な情報が錯綜する中、地に足をつけ、
独自のプラットフォームを気付き上げれるものは極少数。
成功しているから余裕/余裕だから成功している、
そんな喧騒な現実社会の中で生まれた、
街とは対極にある繊細なプロダクトに心を奪われた。
New brand
【LL,LLC】
2017年にNYCを拠点に発足された、
ファインアーティスト兼デザイナーである
Lia Lowenthalによるジュエリーブランド。
ジュエリーの性質とアイデンティ、ステータスを軸に
コンセプチャルプロジェクトとして始動。
ブランドを構成する背景は、
彼女自身がNew Yorkで育った経験、
ミッドタウンの歴史、文化的背景、富、欺瞞、
といった混沌をインスピレーションとし、
ユーモラスでシュールな感性が基盤となる。
歴史的背景を彫刻的かつユーモアに表現。
というのがわかりやすいであろう。
過去には、
Martine Roseとのコラボレーションをし、
一躍話題になる作品を手掛けている。
ハンドメイドで仕上げられ、
女性しか作れない華奢で繊細な側面に魅了された。
それは確かに存在するさりげない主張。
非常にセクシーである。
美しさを身に付けるという表現をしたい。
大人のジュエリーではなく、
余裕のジュエリーと捉える。
様々な衣服に介在してもその美は絢爛そのもの。
生活においては、不必要なカテゴリーが故に、
ユーザー目線では、
無駄をいかに贅沢に楽しむかが、
ジュエリーの本質と言っても過言ではない。
贅沢さや無駄に存分に価値を見出してほしい。
別注で作ってもらった、
ネックレスの兄弟的ポジションのさりげないブレスレット。
良いムードのNYバイブス感。
このNYというワードはここ最近よく耳にする。
Matthieu・Blazy率いる新生CHANELが
ASAP ROCKYをアンバサダーに起用し、
NYCの地下鉄でコレクションを発表したり、
同じくGUCCIがNYCでショーを開催予定など、
セレブリティに向け、ファッショナブルになりつつある。
クワイエットラグジュアリーから、
良い素材を使用し、いかにファッションするかというムーブ。
そういった観点から、
高級思考を優雅で自由に楽しむ時代に突入したのかもしれない。
Release on 12.12(Fri.)-
Contact : IG seer_studio_official
seer.studio
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