終わり始まり TURNIG THE PAGE



現社会を紐解き、

能動的ニヒリズムを軸に

独自のプラットフォームを確立してきた。

秘密基地のような箱を構え、

隠密行動の如く行動し、

手にした感触、体感、実績、

それらがキーとなり、

社会へ切り込む姿勢の片鱗が表れた。

ちょうど1年を迎えるタイミングで、

南青山に拠点を移し、

25aw start。

メインストリームなエリアもあり、

新しい人達が訪問してくれるようになったのは、

言わずもがな。

25awは、昨シーズンまでの分かりやすさを削り、

個のスタイルがより滲み出ているブランドを集め、

各々のコンセプトを同空間で交差させ、

難解でエクストリームなキュレーションをした。

立地の良さもあるが、

それを差し置いても、

編集内容に共鳴し、

精鋭な方々が訪問してくれたのは一番の幸福。

seer.studioは、

先進性をステートメントとしているが、

ただ最新/気鋭な物を揃えるのとは意味合いが異なる。

時代に対して何をアダプトしていくかではなく、

自分達がこうなりたい、こういう気分でありたいという、

未来性をテーマに掲げ、

最先端な感覚の元、自己のトレンドを形成する。

結果、新しい価値観や先見性を見出している。

肥えた感覚の人達の琴線に何かしら触れ、

刮目し、来店してくれる猛者が増えつつある。

レベルの高い層が厚くなっている事象を踏まえ、

限定性、希少性をより高めていき、

より精査していく。

感覚的ハイエンド。

物理的ハイエンド。

6月のParis Fashion weekでは、

その思考が形になる出来事があった。 

26ssの買い付け最中に出会った人達は、

今まで出会ったことのないタイプだった。

厳密に言うと、

いつもの顔馴染みのヨーロッパ、アジアの人達とは、

また違った世界線のアメリカンセレブな人達。

生まれた時から、

エリート、セレブという類いにカテゴライズされる属性。

彼らとの出会いが26ssのムードを構成する断片、

いや、半分くらい占めている。

ちょうどこの時期は、店舗のリニューアル中で、

フライトの前日まで移転作業に没頭していて、

次のシーズンの構成を考えている時間は毛頭無かった。

ニュートラル状態でのパリin。

全てが普段よりもフラットに捉えらる拡大された視野。

彼らとのセッションで新しい価値観が宿る。

多種多様なジャンルの人達が属する、

生かしたコミュニティを持ち、

振る舞いや、醸し出す空気感、

自分の時間軸で生きている潔さから感じる余裕。

感じた余裕を構成する一部と言っても過言ではないのが装い。

世間一般に言われる高価な物、

メゾンやハイファッションを丁寧に着るのが、

一般的なセオリーだが、

それをさらっと身に纏い、

それがベーシックスタンスなのが絢爛に映る。

無理をして買って着飾るのとは訳が違う。

彼らからすると、

身の丈に合うゾーンがハイエンドなのだ。

上質を上手く扱いこなせる一握りの層。

多分、何も考えていないスーパーナチュラル。

ハイエンドと感性は比例関係にあると思った。

手が届く価格だが人を選ぶ拘り深いデザイン。

上質なマテリアルで巧みに仕上げた超高価格。

ハイエンドな感性か、物理的なハイエンドか。

双極の頂点であり極端で究極の嗜好品。

無駄、贅沢な物をいかに日常に落とし込むか。

"されど服、たかが服"の一つの解に着目したい。

一旦11月で25awに終止符を打ち、

12月12日からNewな2ブランドをイベント形式で、

Exclusiveを展開していく。

IGにて順次告知していきます。









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