_J.L-A.L_ Spring summer 25 Vol.1

 



視点の角度、観察、立説。

例えば、毎日、星の観察を行うとする。

同じ場所/時間で変化する事象は異なり、

その微量な変化の事実は、

日々の継続、反復行動によってのみ立証される。

観察に加え、体現することにより、

当事者に自説として落とし込まれる。

今から400年前、

技術が発展していない15世紀から現在まで、

星が動いているのか、

はたまた、

地球が動いているか、

といった天文知識は、

アナログに得た記録を仮説し、

それを次の世代へと繋いでいき、

現天文学まで行きついたという物語がある。

興味の深さ、追求する心意気、高探究心。

そこから立証される新しいアプローチ。

自分達のジャンルでいうファッションも同じ枠にはまる。

昨今は、何かの新興宗教に取り憑かれたごとく、

加速していく大衆化と消費。

色んな薄味を食べ比べてもすぐに飽きてしまう。

大衆消費の世界とは元々違う界隈の自分達は、

ブレず、変わらず、服(本質)の探求を日々している。

根幹は、

本当にイケてるやつが良い、純粋にヤバイと思うものと出会いたい。

ただそれだけ。

故に観察、体現を重ねている。

疑問に感じ、感覚を信じ、

自分達が思う最高を構築していく。

つまりは研究者でもあり、

シンプルにオタクなのかもしれない。

25ssの中でも、

_J.L-A.L_に一際そのマインドを盛り込んでいる。

3D CADで服作りを始めて、

2年前くらいに本格的ファッションに参入してきた、

Jeanが作るロンドンベースのブランド_J.L-A.L_

ゴープコアブームにフィットし、一躍有名に。

テクニカルなパターンの追求/特殊な切り替えに加え、

機能素材、絶妙な配色。

ハイブリットなものを生み出すセンスは多分抜群。

所謂テックなアイテムから、

カジュアルなアイテムまで、

純粋にカッコいいと思うもの一通り買ってきた。

世間がテック、テックと迎合しているが、

テックがいけてるのは元々のフォーマットであって、

それ以上に、カジュアルなアイテムを作るのが上手いと感じた。

ここでいう上手いは、

扱い使いやすいかつ、実用的で、小洒落ていることを指す。

何より、着用して感じたのは、

抜け感があってセクシーな服だということ。

観察、体現から導きだした一つの解。

まるでセレブが着るような

イージーウェアみたいなパフォーマンスのラインナップのみで構築。

その第一弾。

_J.L-A.L_

Spring summer vol.1




独特な切り替え、その上を走る、独特の編み込み。

コンパクトフィットで、ダブルジップ使用

オールシーズン着用できる裏毛でオーバーダイ加工。


全体を流れる側章編み込みVer.

セミワイドまで行かない絶妙な太さでちょっとテーパード。

トラウザーのようなフォルムで、

スウェットパンツの否さは皆無。

むしろドレス寄り。

万能Set-upはM/L/XLの3サイズで展開。

良い色味。


これは大本命。

前シーズンも、

同ブランドの気の利いているけど変わり種Bagを仕入れた。

なんなら自分でも買った。

使いやすくて良いアクセントになる最強の飛び道具。

アジャスタブルストラップをギュンギュンで、

めちゃくちゃシュリンクする。

いや、させる。

軽量化かつポリ素材なので非常に使いやすい。

夏はメイン。冬はアクセント。

そして大容量。

意外と無い。



ストイックな人工工学パターンから打ち出される、

曲線ディティールが目を引く。

ミニマルな曲線の内側に配置されたポケット。

そこに刺し子みたいな織りの生地を当て込む。

全てが中和される。

オリエンタルテックともいうべきか、

あえてカジュアルダウンさせているのが渋い。

ローキーの重厚感。


アメリカンヴィンテージのスポーツスウェットを

モダナイズさせたようなラグラン半袖Tee

サイズはコンパクト。

若かりし反町隆史みたいなサイズ感。

リブ組織のニットボディと絶妙な色合いの相性は抜群。

とてもセクシーです。



_J.L-A.L_流お洒落ロゴドン。

表、裏を二面をそのまま張り合わせたミニマルTee。

堂々と背中にロゴ入れくる潔さが最高に好き。

凹凸のディティールが有機的。

一番夏着るであろうSTAFF??,ファン?? Tee。

調子良いのでM,L,XLの展開。

黒いキャップって、変化つけるの難しいんですよね。

そもそも変化させなくて良いものでもあるから。

キャップも飛び道具として捉える。

決して大き変化させるではなく、

ナイロンボディに対し、

シームの上を編み込みで覆うだけというだが、

思いつきそうで思いつかない、

素材MIXの唯一無二感。

今回のシーズン背景には、

自然の変化で形成される事象や都市機能を融合し、

それぞれをディティールに当て込んでいる。

自然、現代都市、かけ離れていると思うが、

生活という観点からすると、

双方有機的であること。

有機的であるからには、

その土地にコミットしたアイテムが

実は一番リアルを捉えていて、

かっこいいんじゃないかな。

という一つの説の結果。


Release on 22nd March (Sat.)-

appointment only.please for DM

IG:seer_studio_official

 S。